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太陽系にある惑星が持つエネルギーが、私たちに影響を与えている、というのが
占星術の基本的な考え方です。それによって、生まれた時や
現在、未来の星の位置を知ることで、どんな性格なのか? 
どんなことが起こるのか? をしることができるようになるわけです。
そんな占星術に「魔の時間」というものが存在しています。

魔の時間とは、「VOID TIME(ボイドタイム)と呼ばれているもの。
「VOID」とは英語で「空白・無効」といった意味をもっています。
占星術では、惑星が他の惑星と特定の角度を作っている時
そこから意味を読み取るのですが、そういった意味を持った角度を
どの天体とも作っていない時を「ボイドタイム」と呼ぶのです。
定義上では、すべての惑星にボイドタイムが存在しているのですが
一般的にボイドタイムといった場合は、月がどの惑星とも
意味のある角度をなしていない時間をことを指すようです。

なぜ、月だけなのか? 
月がスピリチュアルな惑星という意味合いもあるでしょうが
ある占星学者が、月が他の惑星と意味のある角度をとっていない時に占いをすると
クライエントとの意思疎通がうまくいかなかったことが多かったことが
ボイドタイムを提唱するきっかけだったといわれていますので
そもそもの始まりからして、月がポイントになっていたわけです。

この時間帯は重要な意思決定をしない、新しいことをはじめてはいけない
重要な会議はしないなどが薦められています。
なぜなら、判断力が低下し、コミュニケーションや
感情面でのトラブルが起こりやすくなるからなのだそうです。
また、ボイドという名前が示すとおり、この時間帯に決めたことは
多くが「無効」になるともいわれています。

月は比較的活発に動きますので、ボイドタイムは2日に1度は必ず発生します。
時間はまちまちで、数十分で終わることもあれば、1日以上続くこともあります。
魔の時間といわれて、物事を決めたら無効になってしまう…など
ちょっと怖いイメージがあるボイドタイムですが、判断力が落ちたり
コミュニケーションに問題が出る反面、リラクゼーションには適しているという説もあります。

意思決定が必要なことではなく、自分自身を見つめる瞑想をしたり
ヒーリングを行ったり、掃除や家事などのルーチンワークを行ったりするのには
普段よりも適しているということですので、魔の時間といっても、用は扱い方次第ということです。

ボイドタイムを知りたい、という方はスマートフォンのアプリで
現在がボイドタイムかどうか調べたり、次のボイドタイムがいつかわかるようなものが
いくつもありますし、WEBサイトを検索すると、今年のボイドタイム一覧が
掲載されたものが見つかると思います。

魔の時間といって、ボイドタイムをことさら恐れる必要はありませんが
判断力が弱くなるということを前もって知っていれば
無用なトラブルからは逃れることができるようになりますので
ボイドタイムを把握しておくというのもいいのではないでしょうか?

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月は、ほぼ一ヶ月かけて12星座を一周します。
その星座間の移動時に発生する空虚な時間をボイドタイムと言います。

【ぼんやりしたり、フワフワしたり、イライラしたり】
判断力が鈍ったり、話がしれたり、何かと迷走する傾向が見られるため
重要な会議やイベントはこの時間帯を避けるのがオススメ。
ただ、ボイドタイムは二日半に一度くらいの割合でやってくるので
過剰に反応せず未然にトラブルを防ぐ感覚で気楽に過ごしましょう。

2〜3日毎にボイドタイムは発生する。
この間、人々は情緒不安定になり、情報伝達のミスなどが起こりやすく
めざす目的が達成されない、つまり行動が無効または無駄になるといわれている。
一度限りの重要な行動や、新しい行動は避けた方がよい。 

【これは避けて!】
ただ、ボイドタイムは極力重要なことは避けるべし!
 
1婚姻届の提出
2引っ越しや家の購入
3大切な契約
4長年準備してきたプロジェクトのプレゼンや会議
5初デートや告白 

●会社の設立
●開店
●引越
●結婚
●登記
●契約 etc

*ボイドタイムに物事を新たに始めたりしない。 
*ボイドタイムで新しく計画をたてない。 
*ボイドタイムになると普段と変わったことをしたくなる。 
*ボイドタイムに旅行の出発するとトラブルが起こりやすくなる。 
*ボイドタイムに「新たに知り合った人」とのつきあいは慎重にする。 
*ボイドタイムに重要な会議は行わない。 
*ボイドタイムに契約や交渉ごとを行わない。
 

ただし、恐れることではありません。
日常生活では、"いまはボイドタイム"と意識することで影響を防ぐことは可能です。
あなたも、自分自身の周りで起きているミス、トラブル、誤解などチェックしてみて
その原因がボイドタイム時に起きていることに気づくのではないでしょうか。
sense(センス)を育てるチャンスです。普段と違う自分を感じてみてください。
月の影響を意識し、月との上手なつき合いに活用してください。

”ボイドの影響を受けやすいサンサイン” で、ボイド毎に影響をうける星座
(全ての星座が影響を受けるわけではありません。)を表示してあります。 
 
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 メディアでよく見かける「毎日の運勢」は、「天を運行する月が
他の惑星とどのような位置関係にあるか?」で運気のリズムを占います。
しかし、このボイドタイムでは、月が他の惑星と意味のある位置関係を結んでおらず
月のパワーが弱まってしまうのです。

月の働きが弱まると、人々の感情や感覚が過剰に活発になり
勘違いを引き起こしたり、結論の出ないダラダラとした対話が繰り返されたりします。
そのため、連絡ミスが起こりやすかったり、この時間帯に出した結論が
あとからひっくり返ったりしてしまうのです。 

重要な決断をするのには向きませんし、メールや電話が
つながりにくくなることを感じる人もいるでしょう。
意外なところでは髪を切るのを避けたほうがよい、という人もいます。
大事な会議や話し合いは、できる限り避けたほうが無難ですが
ボイドタイムは、2~3日に1度くらいの頻度で起こる日常的な現象です。
その長さは短ければ数分、長くても1日半ほど。

あまり神経質にならず、何かうまくいかないことがあった時に
ボイドに入っていないかどうか
確認してみる程度にとどめるのが賢明でしょう。 

また、ボイドの効果は良い面も期待できます。
心配事や懸念も「無効」にしてくれるのが、その効果です。
不安を抱えている人は、この時間帯にふっと心が軽くなり
ひとときの安息を得られることを実感できるはず。
考えても考えても、よい解決方法を思いつかないとき、ボイドタイムを味方につけて
リラックスしてみることをお勧めします。

月がつくりだす不思議な時間帯「ボイドタイム」。
上手に活用することで、毎日の生活がちょっとだけ、輝きだすかもしれません。